小野川舞台 SF映画 (読売新聞)

小野川・ザ・フィルムズ・コミューン

2010年04月30日 16:25

昨日の読売新聞に掲載されました!



「魅力全国に」地元期待

 自然に囲まれた米沢市郊外の小野川温泉を舞台にした映画の撮影が今秋、行われる。山口ヒロキ監督(31)や撮影に協力する地元関係者らが28日、住民らを集め、制作発表を行った。若手映画監督11人が自主制作映画の完成度を競う全国規模の映画祭の一環で、地元からは「小野川温泉の魅力の再発見につながるのでは」と期待の声が上がっている。

 映画のタイトルは「ヲノグァワ」。約1000年後の「ヲノグァワ」という国を舞台にしたSFになるという。5月末まで、同市内外からボランティアの出演者やスタッフらを公募。9月に撮影を始め、12月の完成を目指す。同温泉周辺に映画セットを設け、ロケを進める。同温泉をロケ地に決めた理由は、制作責任者が各地を視察し、「映画作りに協力を得られる」と感じたためだという。

 山口監督は、「深夜臓器」などの作品を発表した若手のホープ。すでに撮影地点の選定を始めており、「小野川は癒やしの空間」などと印象を話した。完成した映画を、小説や漫画にするプランもあるという。

 同温泉の旅館・商店関係者らがグループを結成し、映画制作を支援する。広報担当の奥山琢さん(37)は「映画をきっかけに人の輪を作りたい。まちづくりや観光の面でもプラスになるといい」と期待している。

 問い合わせは、ヲノグァワ・ザ・フィルムズ・コミューン(0238・32・2841)へ。
(2010年4月29日 読売新聞)

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